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2008年7月13日 (日)

【書籍】(続)超・新幹線が日本を変える がすごい件について

 きちんとプレスリリースにあたったのか?という疑念がある。そこから続きます。

超・新幹線が日本を変える

超・新幹線が日本を変える
川島 令三

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 JR東日本における高速化スケジュールは、昨年の11月に出ていていて、抜粋すると

 

2010年度末

2012年度末

2013年度末

大宮~宇都宮

275km/h

275km/h

275km/h

宇都宮~盛岡

300km/h

320km/h
(はやて単独のみ)

320km/h
(はやて・こまち)

東京~新青森(最速)

3:10

3:05

3:05

とあるのにも関わらず、P30では「東北新幹線は全線でまずは320km/h、続いて360km/hを出す」と記述し、この後も360km/hで行く前提で書いてあるから、「前提のない仮説」でしかあり得ない。(この一文も、盛岡~新青森は?東京~大宮は?と突っ込みどころを用意してあるとしか、思えない。)

 こまちの速度向上も、前提条件の設定が変。

P4 苦戦しているのは秋田新幹線である。ここを走る多くの「こまち」の東京~秋田間の所要時間は4時間を超えている。新幹線の所要時間は4時間以内にしないと、あまり利用されない。

 どの位の苦戦かと言えば、

P47 シェアはかなり低い20%程度と言われる。(略)こまち用の360km/hの車両を開発しているのである。

 新幹線乗車は3時間限界説を立証するため、ではあるが、こまちのシェアが20%…それでは5両から6両に増結する必要もありませんな、と。

 最新のデータはJR東日本のモノになるので、多少の手前味噌は差し引く必要がありそうだけど、2007年のファクトシートによれば、旅客機:新幹線=42:58。新聞記事に採用されてるのは、おそらく国土交通省のだろうがそれを見ると、2004年で45:55。いったい、どこをどうすれば、シェア20%という数字が出てくるのか、さっぱり解らない。

 こまちといえば、E6こまち(JRからの正式なアナウンスはないけど、便宜上 Fastech360Zの量産先行車の意味で使わせていただきます。)登場とともに、E3こまちをつばさにコンバートすると勘違いされそうな一文があるんだけど(P251)それとは無関係に、E3への置き換えはなされると発表済み(PDF

 あああ。まだ全然指摘すべき点が消えないよ~。次は「さいたま市付近の環境緑地と、新幹線用地との誤解」に参ります…ああ、参ったな。

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