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嘘を嘘と見抜けない人は

(この掲示板を使うのは)難しい、とは、2ちゃんねるの管理人=ひろゆき氏の至言であるが、どうやら天下のマスコミもそんな感じらしい。

 今回の事故列車のスピードでも「約100キロ」、「108キロ」、「108キロからさらに加速していた」、「カーブ手前の直線では120キロ」など、さまざまな報道がありました。いずれも列車に搭載されているモニター解析装置(非常ブレーキの5秒前から速度を記録するとされる)の記録と思われますが、結局のところどこで何キロ出ていたのか良くわかりません。 記者が解析データを入手しているわけではなく、ネタ元の「証言」に基づいて報道している可能性が高いことが推測できます。

 事件・事故報道で今一度考えたいメディアの責任と体質(中)

 そして、もっと厄介なのは「自称=専門家」によって、声を荒げた者の勝ち状態になったとき。今、金沢工大の永瀬先生

今回の事故が社会に与えた影響の大きさを考え、さらに、お亡くなりになった方々やご遺族のお気持ちをも考えると、とても気軽に取材に応ずる気持ちにはなれないと言っておられます。
従って、この事故に対して先生の考えが充分に説明できないために誤解を与える可能性があるもの、例えば、「情報番組への出演」、「電話によるコメント取材」及び「手短なインタビュー取材」などは原則としてお受けできかねると言っておられるようです。

と、性急なコメントは出来ないと言っています。しかし、真摯な態度を取る研究者のウラで、声高に語る中途半端な識者が、本当に怖い。その結果、安全基準がゆがむ危険もあり、アチラガタテバ、コチラガタタズ、になることが。

(AARというアメリカ鉄道安全基準だけど、列車線で正面衝突想定して圧縮360トン。側面は解りません。しかも、この基準はATSも何もなく、もっと言えばトランスラピット(=電車による旅客専用線)には、この適用がない。)

 「ネット社会では声の大きなものが勝つ」と主張する人がいますが、これはマスメディア内でも同じです。

この暴走を「抜かれること」「特オチ(あるニュースを社はすべて書いているのに、自社だけが掲載しない)」の恐怖がブーストします。デスクは、競合する新聞社よりも、派手な写真、泣ける記事、目を引く見出しを求めます。公平・公正な報道、品位など関係ありません。「抜かれなければいい」のです。現場記者には、何でもいいから新しいことを見つけて書くように求め、ニュースは拡大し、拡散していきます。

 事件・事故報道で今一度考えたいメディアの責任と体質(下)

 発信能力そのものは、ネット上ではマスコミ対個人に決定的な差は無いわけで、その意味ではショボイ駄文を綴ってる私も反省せねばならないわけです。

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