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【亀田騒動】ヒーローシステムの怖さ

 iza!の「ブログで話題のニュース」が、 亀田ネタでベスト5独占状態が続いて早6日。(更新のタイミングが判らないので、実質は5日だと思うけど)

 正直ボクシングについての知識皆無で、それこそ古舘伊知郎における「勝ち点3は惜しかったですね」 クラスの勘違いをやらかす事は間違いないので、そこはあらかじめお詫びする。

 ラストの反則のハチャメチャさは、全北現代第2戦を思い出すに十分だった。と、これだけは書いておこう。

 


 

 しかしまあ、産経新聞の07/10/17の主張 (社説)の後半部分は、爆笑。

 視聴率至上主義のテレビ局にも問題がある。
(略)
 スポーツ中継の人気番組だったプロ野球・巨人戦の平均視聴率は今季、10%を割り、かつての勢いはない。 それに代わる番組を探しているテレビ局にとって、容易に高視聴率をマークしてくれる「亀田一家」は魅力的な商品といえるのだろう。

 だからといって、メディアが意図的にスター選手を作っていいわけではない。スポーツではその力と技に感動したファンが応援してはじめて、 真のスター選手が生まれるのである。

 


 

 ここは「お前が言うな!」というべき所でしょうか?

 先ず。「視聴率至上主義のテレビ局にも問題がある。」と、「スポーツ中継の人気番組だったプロ野球・巨人戦の平均視聴率は~」が、 モノの見事に繋がらない。
 巨人戦の視聴率が取れなくなったからこそ、延長撤退や、地上波そのものからの撤退を招き、 そのことが視聴習慣を失わせまた視聴率が低下し~という面があり、タマゴが先かニワトリが先かはともかく、表裏一体。 視聴率の取れないコンテンツは、民放では「消えて貰う」しかないわけで、視聴率至上主義になるのも当然。
(それが悔しいなら、「もっと巨人戦盛り上げてみろ」。…と言いたいが優勝決定の瞬間さえもNHKに頼ってるようでは。)

 次いで。

 系列のテレビ局であるフジテレビ系列の保有する、野球以外でのスポーツキラーコンテンツと言えば、 F1とならぶのがワールドカップバレー。
 だけど、ここ数年はといえば、男女ともにお立ち台逃しが続いていて、果たして「力と技に感動したファンが応援」出来る環境なんだろうか? (FIVAが日本の興業無しにはやっていけないという事情はあれど)。
 特に顕著だったのが95年大会から。赤坂泰彦氏が出てきてDJ機材持ち出して 「ニッポン!(ばばばん!)チームジャパン!(ばばばん!)」やり出したところから、一気に雲行きが怪しくなる。

 オマケに、この大会がジャニーズの新ユニットお披露目会場も同然と化してるのも。V6(1995年)・嵐(1999年)・NEWS (2003年)と来て、次はHey! Say! JUMPだそうな。
(光GENJI のフルアルバム告知コピーを覚えているオレも、歳だなぁ 「"Hi!"に続く合言葉。"Hey!Say!"」)

 思えば。このあたりから日本バレーの低迷期と同調してるんだよなぁ。最近は「柳本ジャパン」 と言い出している=全日本女子の復権と同調、と言えるけど。

 話がずれた。

 NTVにおける箱根駅伝と巨人戦しかり、テレビ朝日におけるサッカーの日本代表戦や世界水泳しかり、「キラーコンテンツ」 を探す血眼TV局戦争はどの局も(NHKも併せてか)似たようなモノではあるが、 そのためにスポーツを手っ取り早く理解させる手段が必要になってしまった。

 古館氏のF1中継の時から端緒か?「愛称を選手に付ける」てのもありました。
(まぁ「音速の貴公子」という名作から「F1界のセーラームーン」という迷作まで。また「妖怪とおせんぼジジイ」やら「雄叫びヒットマン」 やら、短絡も度が過ぎてないかいな、なモノもあり。)

 しかしながら。一番理解させるのに手っ取り早いのが、ヒーロー(もしくはヒール)を使うこと。 なんと言っても六大学にハンカチ王子あり&アマゴルフにハニカミ王子あり。どんだけの客を呼び寄せ、関心を得させ、 TV局のコンテンツになさせしめたか…は、めんどくさいからやめておく。

 ただ、それが「競技への畏敬」に繋がるかどうかは、また別物だ。ジーコジャパンの時の大本営ばりの狂騒然り、 イチローの活躍は伝えても、マリナースの順位が判らないという、日本人選手の結果にこだわるばかり、 チームの勝敗が無視されてしまうという事態が発生していること然り。メディアは、意識の程度の差こそあれ、 意図的にスター選手を作りうる。(しかもその状況を嘆くどころか、 それにしたたかに乗れ、と言い出す評論家がいた日には!金子達仁、あなたの事です。)

 また、王子キャラの裏返しはどうなる事やら。例えば、ハニカミ王子が全く勝てなくなってしまった場合、 どれだけ素早く手のひらを返すか(図らずも、今回の騒動で証明された。)。平山のイジラレっぷりでも証明できるか。

 枝葉末節抜きで、極端な二分化法で単純化させて、手っ取り早く理解させようとする、発信する側には意図& 受信する側には意識があるわけで、力と技に感動するのではなくて、 予定調和を求めてるようなフシすらある。
(NTVにとっては巨人が常に勝ち、等々)

 極端な二分化法、ねぇ…。G大阪 「補強」より「育成」という記事の中で、

 金額では大きく見劣りするが、実はしっかりもうけたデータもある。 営業収入から営業費用を引いた「営業利益」の部門では、浦和を2000万円上回る2億4300万円とJトップに立った。

 その一因に人件費を約16億円に抑えている堅実さがある(浦和は約25億円)。 大補強を繰り返す浦和に対抗し、同社長は「今後もユースからの昇格で底上げするのが基本方針」と別手法で強化を図る。東の浦和に、 西のG大阪。180度違うカラーで日本最強クラブになる。

と、やられたときにも「浦和=金満&大型補強=悪」というニュアンスを感じたんですけどね。(清貧を尊び、 プロビンチャに判官贔屓する気質があるだけになお。)

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